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2015年08月06日
取材メモ
日本介護クラフトユニオン、2015年実態調査を発表(2015.8.5)

介護従事者約6万7,000人で組織する「日本介護クラフトユニオン(略称:NCCU)」は、2015年3月介護従事者の意識と就業の実態を探るため「2015年就業意識実態調査」を実施。8月5日、3,577人(月給制 2,165人/時給制 1,412人)の有効回答をまとめた結果を発表しました。

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経験年数「1年未満」が多かった昨年に比べ、月給制・時給制ともに「10年以上」が20%超という結果が。しかし「仕事が多すぎて」「周りに迷惑をかけるから」「人手不足で」と休暇を取得できない理由は変わらず、慢性的な人手不足が浮き彫りになっていました。

働き方について、月給制従事者の4%が定時制でもなく、シフト制でもなく「わからない」と回答。NCCUでは見逃せない問題と指摘しました。

また、介護サービスの質については「利用者のニーズに合うサービス提供」が、サービスの質を向上させるために必要なものは「スタッフの介護に対する意識向上」がともに最多。

介護職におけるスキルとキャリアアップの効果を期待される<介護キャリア段位制度>の認知度は約30%と低く、制度が現場に取り入れられることで期待したいのは「賃金アップ」と約半数となりました。

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今年度は毎年行う定点調査以外に、国が推進している介護ロボットの実用化について、腰痛に悩む現場の介護職はどのように感じているのか『腰痛と介護ロボットについて』のアンケートも追加され、介護職組合員327人の回答がありました。

まず、腰痛については「5年以上腰痛が続いている人」20.8%を含む56.8%の人が、介護の仕事が原因とした腰痛を抱えていることが明らかになりました。

腰痛の原因(複数回答可)は「中腰姿勢になる機会が多い」26.2%が最多、体の大きい人など「負担の大きい介助を行ったため」16.9%、「不自然な体勢で介護を行った」13.8%と続いています。

介護職の約60%が腰痛持ちである現場で、介護ロボットを活用すべきかという質問では「活用すべき」が32.1%、「利用するに当たり、懸念材料がなくなれば活用すべき」が64.8%となり、9割超が取り入れるべきと考えていることが分かりました。

実際の利用については「利用したい」が44.6%、「利用したくない」は11.6%。利用したくない理由としては「ケアが機械的になり人間味を感じなくなる」が29.5%で最多。「誤作動が怖い」「装着に時間がかかり面倒」(それぞれ17.9%)と続きました。

介護ロボットについては、現場で活用はしたいけれど、導入コストはかかるし、装着が面倒だし、腰痛はつらいけど自分でやったほうが早い!という本音が見え隠れしているように感じました。

0805ユニオン報告会縮

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