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2019年02月04日
介護・医療情報
日本介護クラフトユニオン(NCCU)「2018年賃金実態調査」を公表

日本介護クラフトユニオン(NCCU)は1月31日、昨年9月に実施した「2018年賃金実態調査」の結果をまとめた。

同調査は、NCCU組合員の処遇の実態を調査し、今後の介護従事者の処遇改善に関わる対策資料として活用するのが目的。2009年から職種別の「賃上げ状況(3月と8月の賃金比較)」「年収」「一時金」などを毎年調査している。2012年以降は「介護職員処遇改善加算の賃金への反映状況」も実施してきた。今回の調査は昨年9月1日から10月12日にかけて、組合員8325人に調査票を配布し、3744人より回答を得た(回答率45%)。

賃金は微増したものの満足度は3割未満

「3月と8月に働いた日数と時間」の調査では、月給制組合員は21.5日・177.9時間(3月)から21.7日・180.2時間(8月)と0.2日・2.3時間増加。時給制組合員は18.2日・115.2時間(3月)から18.6日・118.7時間(8月)と0.4日・3.5時間が増加した。労働時間が増加したのは人手不足が要因と考えられる。

「月額賃金」では、月給制組合員が240,162円(3月)から244,206円(8月)と1.7%増、時給制組合員も142,329円(3月)から144,762円(8月)と1.7%増加した。

「賃金改定」では、「あった」と回答しのが月給制組合員で50.0%、時給制組合員で30.6%だったのに対し、「なかった」と答えたのが月給制組合員で24.3%、時給制組合員で38.9%だった。

今回の調査では「あなたは主たる生計維持者ですか」という問いを設けた。月給制組合員をみると男性78.9%、女性50.1%が主たる生計維持者であった。今の賃金の満足度は満足(満足+まあまあ満足)29.0%に対して、主たる生計維持者の男性は満足19.9%で不満78.4%、女性は満足30.4%で不満67.6%と回答。男性の不満度が非常に高い結果となった。

調査結果を説明した村上久美子政策部門長は「今回の調査結果とともに現場の声を国や行政に訴え、賃金改善に必要となる介護報酬の引き上げを目指したい」と今後の方向性を示した。

染川朗事務局長は「約10年にわたり組合員の賃金水準が適切ではないことが周知された。今回で賃金実態調査は終了とする。今後は、厚労省が介護労働安定センターを通して毎年実施する「介護労働実態調査」の結果を注視していきたい」と話した。

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